協会けんぽより、令和6年３月分からの都道府県別・健康保険料率が公表されました。福島県においては、健康保険料率が令和5年度の9.53％から9.59％へ引き上げられ、40歳から64歳までの介護保険第２号被保険者における全国一律の介護保険料率は、令和5年度の1.82％から1.60％へと引き下げになっています。

 福島県の健康保険料率決定について、福島支部長は、「コロナ禍を経て世界情勢の変化、燃料費の高騰や物価高など、加入者および事業主の皆様にとって厳しい状況が続く中での保険料率引き上げとなることは非常に心苦しいものがありますが、令和４年度の福島支部加入者一人当たり医療給付費の対前年同期比が全国平均以上に増加しており、保険料率の引き上げはやむを得ないものと考えます。 福島支部加入者はメタボリスク保有率や喫煙者の割合など様々な健康指標において全国下位に位置しており、生活習慣病の有病者の増加が懸念される状態にあることから、引き続き関係団体との連携強化を図りながら、より一層の加入者の健康増進を図るとともに、医療費適正化に努めてまいります。」としています。

 今後の保険料率の上昇を抑えるためには、インセンティブ制度や福島支部加入者の健康課題を事業主及び加入者に理解していただき、行動変容につなげていく取り組みが重要との意見が出されました。

 福島県の令和6年３月分（４月納付分）からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表を添付いたしますので参考にしてください。