協会けんぽより、令和7年3月分からの都道府県別・健康保険料率が公表されました。福島県においては、健康保険料率が令和6年度の9.59％から9.62％へ引き上げられ、40歳から64歳までの介護保険第２号被保険者における全国一律の介護保険料率は、令和6年度の1.60％から1.59％へと引き下げになっています。

 福島県の健康保険料率決定について、福島支部長は、「エネルギー価格の高騰や物価上昇が続き、加入者および事業主の皆さまには依然として厳しい状況が続く中、２年連続で保険料率が引き上げとなることは非常に心苦しく残念と言わざるを得ません。しかしながら、協会けんぽの財政状況は設立以来、医療費の伸びが賃金の伸びを上回るという赤字構造が続いていることに加え、今後も保険給付費や後期高齢者支援金の増加が見込まれており、協会財政の中長期的な安定を考慮した平均保険料率10.0％を前提に算出された当支部の保険料率9.62％はやむを得ないものと考えます。

 福島支部の保険料率は全国的に見ると低い位置にありますが、加入者の健康指標は生活習慣病リスク保有割合や、喫煙者の割合など様々な項目において全国下位に位置していることから、引続き県や各関係団体との連携を密にしながら、より一層加入者の健康増進、医療費適正化に向け取組んで参る所存です。」とコメントしております。