働き方改革②
人材確保等支援助成金に「働き方改革支援コース」が創設されました。
働き方改革に取り組む上で、人材を確保することが必要な中小企業が、新たに労働者を雇い入れ、一定の雇用管理改善を図った場合に、この助成金の制度を利用することができるようになりました。
助成金を受けるには、まず、時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース、職場意識改善コース)の支給を受ける必要があり、その上で新たに労働者を雇い入れることや雇用管理改善の取組(人材配置の変更、労働者の負担軽減等)に係る雇用管理改善計画を作成し、都道府県労働局の認定を受ける必要があります。そして認定された雇用管理改善計画を1年間取り組んだ後、各種要件を満たせば「計画達成助成」が、計画開始から3年経過後に生産性要件等を満たせば「目標達成助成」が支給されます。
「計画達成助成」は労働者1人当たり60万円(短時間労働者は1人当たり40万円)で10名を上限とし、「目標達成助成」は労働者1人当たり15万円(短時間労働者は1人当たり10万円)となります。
まず時間外労働等改善助成金を受給しなければなりませんが、従業員の生産性を向上させようとお考えであれば受給は難しくはありません。
働き方改革に取り組み、労働者を雇い入れようとしている事業主の方はぜひこの制度を利用してみてはいかがでしょうか。